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部位別がん基礎講座

乳がん

※株式会社法研からの情報提供により掲載しております。
以下の掲載については、本事業において内容を保証しているものではありません。

【治療】乳がんは全身病術後の治療も大事

乳がんの手術は初期治療の一部です。なぜならその時点では、わからない小さな転移がおきている可能性がある「全身病」と考えられるからです。一方乳がんは、薬が効きやすいがんです。再発予防のためにも、さまざまな薬を使って術後の治療が行われます。
6〜7割に有効「ホルモン療法」
乳がんの6~7割を占める、エストロゲン(女性ホルモンの一種)を取り込んで増殖するタイプに効果的で次の薬を使い分けます。
■ LH- RH アゴニスト
閉経前の人に用いられる。卵巣でエストロゲンがつくられるのを抑える注射薬。2年間つづける。
■ アロマターゼ阻害薬
閉経後の人に用いられる。エストロゲンがつくられる過程で働く酵素の作用を阻害するのみ薬。5年間服用。
■ 抗エストロゲン薬
がん細胞がエストロゲンを取り込まないようにするのみ薬で、5年間服用。閉経に関係なく使う。
効果が期待される「分子標的治療薬」
分子標的治療薬は、がん細胞だけを狙い撃ちして増殖を抑える薬です。
■ トラスツズマブ
乳がんの約2割に、がん細胞の増殖を促す「HER 2(ハーツー)たんぱく」が過剰にみられる。この場合、HER 2たんぱくの働きをブロックするトラスツズマブを抗がん剤と併用すると、再発予防効果が高いことがわかっている。
■ ラパニチブ
再発・転移がんで、トラスツズマブに耐性ができて効かなくなった人が対象。
■ ベバシズマブ
新生血管をふやす物質を抑える薬で、再発・転移がんに用いられる。
再発リスクが高い場合は「化学療法」
ホルモン療法や分子標的治療薬を使う使わないにかかわらず、再発リスクが高い場合は、抗がん剤で体内にひそんでいるかもしれないがん細胞の根絶を目指します。
作用の異なる複数の抗がん剤を組み合わせて効果を高め、副作用を弱める「多剤併用療法」が行われています。
多剤併用療法の代表的な組み合わせの1つである「CAF療法」(シクロホスファミド+アドリアマイシン+5‐FU)は静脈に点滴する方法で、3週間に1回を1コースとして、4~6コースつづけます。
乳がんの再発・転移
がんの薬は次々に開発されています。再発・転移がんが見つかっても、適切な治療を受ければ、進行を抑制したり症状を和らげたりすることができるので、前向きに治療に取り組むことが大切です。再発・転移がんには「局所再発」と「遠隔転移」があります(イラスト参照)。
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情報提供元:法研
本ページの掲載内容は、2011年時点の情報です。
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