男性の皆さんへ 女性の2人に1人は癌になる時代。検診を促すあなたのひと声が大切な人を守ります。

~「行ったほうがいいよ」の「ひと言」が未来を変える~

人物イラスト(女性)

「お願いだから検診行って!」—夫のひと言がきっかけに(40代・女性)

「いやいや、お願いだから検診行ってよ!」
市役所からのがん検診の案内を捨てようとしたら、夫が慌てて言いました。
「キミに万が一のことがあったら、わが家は崩壊するから!」
久しぶりに夫の真面目な顔を見て、思わず吹き出しちゃいました。
とっても嬉しかったので、今年は夫婦でがん検診を受けることにしました!

人物イラスト(男性)

身を徹して救世主となった私!—検診で守れる命がある(60代・男性会社員)

2年前、トイレでのちょっとした違和感から検査をしたところ、なんとステージ4の前立腺がんと発覚!現在も治療と向き合う日々です。こんな私の「絶対、がん検診を受けた方がいいよ!」というひと言には説得力があり、家族親戚一同が検診を受けたところ、なんと、妻と、さらに妹にも乳がんが見つかったのです!幸い二人とも早期で感謝をされたものの、「もし、私が、がんになっていなければ⋯」と思うと、ぞっとします。以来、この話をすることで女性の友人や会社の同僚にも話をしやすく、積極的に検診を勧めるようにしています。

人物イラスト(女性)

「がん検診、受けてる?」—夫のひと言で思い出した予約(30代・女性会社員)

「会社でセミナーがあったんだけど、がん検診受けてる?」
女性の健康についてのセミナーがあったようで、帰宅した夫に言われました。
夫ががん検診を受けているかは把握していましたが、夫は私のがん検診について尋ねたことはなかったので驚きました。
ちょうど予約をしようと思って後回しにして忘れていたので、声をかけてくれたので忘れずに予約ができました。
年に1度はお互いの健康診断について確認したいなと思います。

男性から女性へ「がん検診をすすめる」のは、意外と難しいもの

女性特有の話題でもあり、照れくさくて切り出しにくいという声も多く聞かれます。
勇気を出して伝えても「急にどうしたの?」と困惑されたり、真剣に話しても「何かあったの?」と深刻に受け止められてしまったり…。

そんなときは、少しの工夫で自然に伝えることができます。
下記の【ひと言】を参考にしてみてください。

困っている夫婦のイラスト

【切り出し】自然に話を始める

たとえ懸命に下調べしていても、「たまたま知った感じ」で話すのがポイント。
さりげない切り出しが効果的です。

(パートナー・家族へ)「今日、職場の同僚の奥さんがね…」

(職場の同僚・友人へ)「最近ニュースで見たんだけど…」

【関心を引く】気づかいを添えて

「検診は重要」と感じた自分の感想を述べた上で、相手を気にかけるひと言で関心を引きます。

(パートナー・家族へ)「今まで、がん検診とか行ったことないよね?」

(職場の同僚・友人へ)「最近、検診受けたことある?」

【本題へ】知識をさりげなく共有

ここで初めて、懸命にリサーチしていた知識を披露し、本題に入ります。

「気になって少し調べてみたんだけど…」

「けっこういろんなところで受けられるみたいだよ」

【締めくくり】本音で伝える

最後に、熱意を持って、締めくくります。

(パートナー・家族へ)「冗談抜きで、がん検診を受けてほしいと思った!」

(職場の同僚・友人へ)「やっぱり、受けた方がいいと思ったよ!」「受けられるなら、受けた方が絶対にいい!」

あなたの“ひと言”が、誰かの命を守るきっかけになります。

仕事する男女のイラスト
歓談する男女のイラスト
仕事する男女のイラスト

働く世代に増えている女性のがん

乳がん・子宮頸がんは、女性が罹患するがんの中でも最も多く、年間で12万人以上が新たに診断されています。

特に20代以降の働き盛りの世代では罹患率が上昇傾向にあり、仕事や家庭など多忙な生活の中で、自身の健康管理が後回しになりやすいのが現状です。

これらのがんは早期に発見されれば、5年生存率は90%以上と高く、多くの方が治癒を期待できます。
一方で、進行すると生存率や治療の成功率は大幅に低下し、患者本人の身体的・精神的負担も増大します。

早期発見のためには、定期的な検診を欠かさず、異常が見つかった場合には速やかに対応することが何よりも重要です。

年代別の女性2がん罹患数

折れ線グラフ:年齢階級別罹患率 子宮頸がん(2021年)
出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)
折れ線グラフ:年齢階級別罹患率 乳がん(2021年)
出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)

ひと言声をかけたそのあとにできること

声をかけた“そのあと”にも、できることがあります。誰かに声をかけたあと、次は自分の番かもしれません。
企業として、職場で検診を広げること。
個人として、自分も含む家族の健康を見つめ直すこと。
会社として、仲間として、家族として、一歩ずつ行動につなげていきましょう。

会社でできること

80%チャレンジへのご参加の検討や、公式サイト掲載中の企業の好事例をぜひご参考ください。
詳しくは「Working RIBBON」ページよりご確認いただけます。

80%チャレンジ

企業・団体での乳がん・子宮頸がん検診率の向上を目指す取り組みです。

Working RIBBON(W RIBBON)80%チャレンジの詳細:経営者向けリーフレット
Working RIBBON(W RIBBON)80%チャレンジリーフレット
(経営者向け)

好事例取材

「80%チャレンジ」では、Working RIBBONオフィシャルサポーターによる優良企業インタビューを毎年実施。取材記事を通じて、各社の取組をご紹介しています。

Working RIBBON(W RIBBON)80%チャレンジ優良企業インタビュー取材記事
Working RIBBON(W RIBBON)80%チャレンジ
優良企業インタビュー取材記事

個人でできること

まずは、がん検診について知ることから始めましょう。
自分の健康を守るためには、正しい情報を知ることが大切です。
がん検診の内容や受け方を理解し、次の一歩を踏み出すきっかけに。
厚生労働省の「がん検診」ページや「がん対策推進企業アクション」のページも、ぜひご参考ください。

厚生労働省 がん対策推進企業アクション 検診促進チラシ ちょっとがん検診行ってきます
Working RIBBON(W RIBBON)
検診促進チラシ