低い検診受診率
日本人はがん検診を受けている人が少ない。
日本人のがんが増えている一方で、がん検診受診率は、OECD(経済協力開発機構)加盟国30ヵ国の中で最低レベル。
諸外国の子宮頸がん、乳がんの検診受診率は50~85%に対し、一方日本ではこれまで検診受診率50%を目標に啓発し向上してきているものの、40~50%程度とまだまだ低いのが現状です。
諸外国の子宮頸がん、乳がんの検診受診率は50~85%に対し、一方日本ではこれまで検診受診率50%を目標に啓発し向上してきているものの、40~50%程度とまだまだ低いのが現状です。
■ 日本のがん検診の受診率

※子宮頸がんと乳がん検診は「2年に1度」の受診が推奨されているため、過去2年間に検診を受診したと回答した方の数に基づく検診受診率です。
胃がん検診は、「2年に1度」に加え、X線検査については「年1回」も実施できますので、過去2年間と過去1年間の両方に基づく受診率を掲載しています。
胃がん検診は、「2年に1度」に加え、X線検査については「年1回」も実施できますので、過去2年間と過去1年間の両方に基づく受診率を掲載しています。
出典:厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査」
■ がん検診の国際比較
諸外国では、乳がん検診・子宮頸がん検診は、国策として組織型検診が行われており、高い受診率を維持しています。一方、アメリカでは任意型検診が主体ですが、子宮頸がん検診・乳がん検診は高い受診率を維持しています。
これら先進国の中で、日本の受診率は30%台と極めて低いのが実情です。
尚、以下の国際比較のグラフにおいて、受診率算出にあたり、乳がん検診の対象年齢は50~69歳、子宮がん検診の対象年齢は20~69歳としています。また、日本は、2009年と2010年の検診受診者数の合計(2年分)に基づく検診受診率です。
尚、以下の国際比較のグラフにおいて、受診率算出にあたり、乳がん検診の対象年齢は50~69歳、子宮がん検診の対象年齢は20~69歳としています。また、日本は、2009年と2010年の検診受診者数の合計(2年分)に基づく検診受診率です。
【子宮頸がん】
【乳がん】


出典:OECD,OECD Health Data 2013,June 2013