


社員はファミリーという意識のもと多様な健康施策を展開
社員はファミリーという意識のもと、当社はかなり以前から従業員の健康管理に力を注いできました。たとえば10年前に本社のある京都の産婦人科医と契約。「堀場特別検診」という休日の優先受診制度を設け、またメールで医師に相談できる〈HORIBAグループフェミニンサポート〉の仕組みもつくりました。製造業の当社は女性社員比率が25%。まだ男性中心といえる環境ですが、近年は新卒採用で女性を積極的に迎え入れており、その比率が急速に高まっています。今後はもちろん女性の活躍が不可欠で、働く女性へのケアが必要と考えています。この施策を開始した10年前は同様の取り組みは、国内企業ではまだ珍しく、先駆けの施策として、新聞などメディアにも取り上げられました。
そして2012年5月、堀場社長が「こころとからだの健康づくり」宣言を行い、全社員へ向けた健康への取り組みがさらに強化されました。連携医療機関による健康づくりに関する講習会、社内広報誌への健康コラム掲載、また毎年9月~11月を健康づくり期間とする〈ヘルスアップチャレンジ〉などの施策を拡充。ヘルスアップチャレンジでは事業所対抗のウォーキング大会などを実施しており、堀場社長もこれに参加しています。そのほか禁煙セミナー、健康セミナーも開催しています。外に向けた活動としてはピンクリボン京都に参加。協賛企業に頂けるマンモ検診のチケットを社員に支給しています。



管理栄養士と産業医を巻き込み、食を考える組織も展開
また新入社員研修の最後に食育プログラムを組み込むなど、食育施策も展開しています。ユニークなところでは給食委員会という、食を考える組織があります。これは「こころとからだの健康づくり」宣言以前、2008年に事業所と健康組合のコラボで誕生したプロジェクトです。まず当社の社員食堂で使う、お米を地元の京都産に変更。そして厨房に高級浄水器を設置しました。また管理栄養士と産業医を巻き込んで給食アセスメントへ。算出された理想的摂取カロリー1日2100kcalというデータをもとに、ランチメニュー開発の依頼を食堂業者へ依頼しました。コラボヘルスという言葉が一般的になる以前から、そういう連携が普通にできている会社だと思っています。


バランスの良い食事を実際に食べて学ぶ
