

大阪府は5大がん(胃がん・大腸がん・肺がん・乳がん・子宮頸がん)のうち、子宮頸がん(46位)を除く4つが、全国の都道府県で最下位です。大阪府は、がん対策の3つの柱を中心として、大阪府内の市町村へのサポートや職域のがん検診の充実などにより、がんになっても安心して暮らせる社会の構築をめざしています。平成27年12月1日に開催された大阪セミナーで、その取り組みと意気込みを聞かせていただきました。

正しい科学的な認識を持ってがんを理解することが必要
国の取り組みを受けて、大阪府では以下の取り組みを通じて、がん対策を推進しております
1.がん予防の推進
がんの教育総合支援事業として、教育委員会と連携して、学校におけるがん教育を平成26年度1校、平成27年度2校で実施しました。また、大阪府独自事業としてのがん教育を、「子どもの頃からの健康教育の重要性」、「健康と命の大切さについての学びと自らの健康の適切な管理」、「がんに対する正しい知識とがん患者に対する正しい認識を持つこと」の3つの目的で、平成27年度から市立中学校8校で実施しています。
もちろん、がんは人の命を奪う病気ですが、いたずらに恐れる必要はありません。正しい科学的な認識を持ってがんを理解することが必要です。

▲大阪府健康医療部保健医療室健康づくり課
諸冨 伸夫さん
諸冨 伸夫さん
