設立母体である聖マリア病院等の職員と健康保険組合職員で構成する保健事業提供体制
(雪の聖母会健康保険組合「健康管理事業推進委員会」)
雪の聖母会健康保険組合は、平成20年12月1日に設立されました。雪の聖母会健康保険組合は、相互扶助の精神のもとに、設立事業所の職員が病気やけがをしたときの生活補償や日頃の健康増進を目的に、保健事業を展開しています。
現在、当健康保険組合は常勤職員5名体制で、さらに、専門家である聖マリア病院の職員に、検診メニューの決定等にご協力いただき、健康保険組合として保健事業を実施しています。現在は、聖マリア病院国際保健センターを統括していただいていた塚本理事に、特定健診担当としてご協力いただき、保健事業の助言はもとより、病院とのパイプ役になって頂いています。
なお、具体的な保健事業の取り組みについては、健康管理事業推進委員会で協議し策定していただいています。
健康保険組合が設立されてから、5年目を迎え、まだ活動を始めたばかりですが、設立母体である聖マリア病院等と協力し、職員の健康を守るための保健事業を拡大させていきたいと考えています。
新病棟「聖マリア国際医療センター地域医療支援棟」が、平成25年1月1日より本格稼働
被保険者の男女比や年齢構成に合わせて実施するがん検診
がんの罹患率は、がんの種類によって違うものの、全体的には、高齢者になるほど高い傾向になっていますが、近年では、高齢者ばかりでなく現役世代でも急増しており、特に「がん」になる若い女性が目立っています。
雪の聖母会健康保険組合の被保険者数は、2,267名(平成24年12月末時点)ですが、その内、1,544名(68.1%)が女性です。さらに、女性被保険者の内、1,033名(67.0%)が、30歳以下で占められています。がん検診を有効かつ効率的に実施していくには、被保険者の男女比率及び年齢構成は重要な目安になります。当健康保険組合では、健康診断はもとより、疾病予防対策としての「豊富ながん検診メニュー」、「がん検診費用の全額補助」、「その他検診環境の整備」を、設立母体である聖マリア病院等にご協力いただきながら、実施しています。
病院にご協力いただいている結果として、当健康保険組合では、設立当初から、乳がん・子宮がん・肺がん検診を実施しています。さらに、35歳以上には、胃がん検診・大腸がん検診を実施しています。そして、平成24年度からは、乳がん・子宮がん検診につきましては女性被保険者全員に拡大をし、新たな検診項目として、「子宮頸がん予防ワクチン接種」、「ピロリ菌検査」、「腫瘍マーカー(男性:3種類、女性:2種類)」を追加しました。平成25年度以降についても、被保険者のライフステージに合わせた検診環境の更なる整備を目指していきます。