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【リコーテクノシステムズ株式会社】ヒューマン・ヘルスプロモーション部の精力的な活動と、管理職のサポートで人間ドック100%受診を達成

リコーテクノシステムズは、複写機・プリンターなどの画像機器からビジネスIT環境まで、顧客が満足するサービスを全国に提供している企業。全国約400の拠点に8000人を超える社員が在籍しています。なかにはネットワークインフラの監視統制など24時間稼働の拠点も。勤務地・勤務時間が多様な社員の健康を管理するのは容易ではないはずです。しかし人間ドックの受診率100%をはじめとして健康施策に大きな成果を挙げている同社。その秘訣(ひけつ)を伺いました。

トップの強い思いから生まれた「健康宣言」

リコーテクノシステムズでは「健康一番」をスローガンにして、全社的に健康増進施策を進めています。2008年には「健康宣言」を行い、まず健康診断の受診率向上施策を各種展開。一次健診・二次検診100%受診を達成した2010年以降は、予防活動に注力しているところです。当社が健康増進に精力的に取り組んでいる背景には、トップの強い思いがあり、経営方針「ダントツNo.1の“CS&CS”&CSR」に、社員の健康あってこそのお客さま満足という内容を盛り込んでいるほどです。

人間ドック健診を30年以上も前から実施。会社と健保組合が費用を負担する35歳以上ミニドック・40歳以上ドックを用意して、一次健診100%受診を達成していましたが、受診すること自体が目的となっていました。そして「健康宣言」をした2008年からは、二次検診の100%受診を達成。この受診率向上にヒューマン・ヘルスプロモーション部の活動と健康意識が高い管理職の協力が大きく貢献しています。
画像:水谷さん
▲社員の健康あってこそCS(顧客満足)が実践できるという経営方針があります/水谷さん

管理から促進・増進へ。健康施策も多彩に展開

画像:佐藤さん
▲私自身も健康に関する書籍をたくさん読みました/佐藤さん
ヒューマン・ヘルスプロモーション部の前身は、2004年に設置された健康管理センター。管理から一歩も二歩も踏み込んで、健康促進・増進施策を展開しようと2008年にヒューマン・ヘルスプロモーション部に名称を変更しました。部には7人が在籍。うち保健師を含めた4人が主に健診業務を担当しています。他にも、社員個別の健康相談やメンタルヘルス対策など、各種施策を企画・実施しています。

当社は全国に約400の拠点があり、在籍する社員は8000人以上。ITによる情報の集中管理はお手のものとはいえ、健診をはじめとした施策の徹底には現場の協力が不可欠です。そこで例えば二次検診の未受診者が何人いるか、部門長に日々、情報を発信。上司の熱心な指導が受診率100%の秘訣でもあるのです。実は「健康宣言」と前後してマネージャークラスの健康意識を高める施策も推進していました。健康に関する書籍をマネージャークラスに配布し知識をつけてもらう試み。この施策が大いに効果を発揮し、自主的に健康知識を高める動きや、部下の健康に配慮する意識が一層強くなりました。
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