2年前に始めた便潜血検査が早速社員を救う
こうした社員へのアプローチに加え、受けやすくするための工夫もしています。例えば、産業医の提案で2年前から始めた春の健康診断時の検便による便潜血の検査。内視鏡の検査というと構えてしまう人も、検便なら取り組みやすいだろうと考えたのです。実は、これが早速、大腸がんの早期発見につながりました。その社員は即入院し、手術を受けることに。やはり検診の成果が出たことの影響は大きく、人ごとではないと気づいた社員も増えたようです。
費用負担に関しては、人間ドックが35歳以上の社員とその配偶者を対象に会社全額負担、配偶者の受診率は64%程度です。脳ドックは50歳、55歳の社員を対象に会社全額負担としています。あと、これはがんに特化した内容ではないのですが、産業医による誕生月の面談や、長時間労働者との面談を実施。これらを通じて社員のメンタル面のケアや、健康的な働き方への理解も深まってきました。心身ともに健康で働ける社員が増え続けてくれればいいですね。
費用負担に関しては、人間ドックが35歳以上の社員とその配偶者を対象に会社全額負担、配偶者の受診率は64%程度です。脳ドックは50歳、55歳の社員を対象に会社全額負担としています。あと、これはがんに特化した内容ではないのですが、産業医による誕生月の面談や、長時間労働者との面談を実施。これらを通じて社員のメンタル面のケアや、健康的な働き方への理解も深まってきました。心身ともに健康で働ける社員が増え続けてくれればいいですね。

▲健康相談室に常駐している看護師も、社員一人一人の健康状態を把握しているそう

「そらぷちキッズキャンプ」参加に始まる小児がんへの取り組み

▲フジテレビの看板アナウンサーによる朗読会は子どもたちにも大好評
放送局として番組でがんの怖さを伝えるのは当たり前のこと。社外への啓発は、本業以外のところでフジテレビらしいものにしたいと考え取り組んできました。その一つが、北海道にある公益財団法人「そらぷちキッズキャンプ」への参加です。小児がんの子どもは、医療設備がある場所でないと旅行をすることすらできませんが、そこには医療棟があるので、子どもは外で思い切り遊ぶことができます。しかも、参加費用は交通費を含めて全額無料なのです。
医療スタッフをはじめ、施設スタッフが全員ボランティアで運営されている点や、病気と闘う子どもたちに楽しい思い出を作ってほしいという理念にも共感しました。フジテレビらしいお手伝いができないかということで、2008年から計2回、現地でアナウンサーによる朗読会を行っています。目のがんにかかり全盲になってしまった子が、夢中で朗読を聞いている姿にはたまらないものがありました。その模様は、朝のニュース番組などでも紹介されています。ご覧いただいた方の心にも響いていたらうれしいですね。
医療スタッフをはじめ、施設スタッフが全員ボランティアで運営されている点や、病気と闘う子どもたちに楽しい思い出を作ってほしいという理念にも共感しました。フジテレビらしいお手伝いができないかということで、2008年から計2回、現地でアナウンサーによる朗読会を行っています。目のがんにかかり全盲になってしまった子が、夢中で朗読を聞いている姿にはたまらないものがありました。その模様は、朝のニュース番組などでも紹介されています。ご覧いただいた方の心にも響いていたらうれしいですね。
