検診車「AIO（アイオ）」で乳がん検診事業も推進
ワコールでは少しでも検診の機会を増やすことで早期発見につなげたいと考え、2009年10月から乳がん検診車を貸し出す「乳がん検診サポート事業」を開始しました。デジタルマンモなど最新の検診機器を搭載した乳がん検診車を購入し、検診事業を行っている医療機関を支援する取り組みです。検診車の名前は「AIO（アイオ）」。より多くの女性「愛を」届けるという意味を込めた名前です。
乳がん検診サポート事業では、AIOで検診を受けて、万一、乳がんが発見された場合に備えて、提携先の医療機関を紹介する体制を整備しています。今後は各地域の病院との連携をすすめ、安心して受診できる体制づくりを目指していきます。
自分のバストを知ってもらうこと・・・「ピンクリボン・フィッティングキャンペーン」
お客さまへの啓発活動としては、毎年10月に「ピンクリボン・フィッティングキャンペーン」を行っています。お客さまにご試着いただいたブラジャー1枚につき10円を「公益財団法人日本対がん協会 乳がんをなくす ほほえみ基金」にワコールが寄付をするというものです。フィッティングは、正しいサイズをお選びいただくため、必ずご自分のバストに直接触れていただくことになります。それは、自分のバストチェックのきっかけでもあるのです。
2013年に実施した、北海道から沖縄まで日本全国約2050店舗。試着枚数は約49万7000枚、約19万人もの方々にご参加いただきました。お客さまからも「いい取り組みをしていますね」「こういったカタチで募金できるのはうれしいです」など、ありがたいお言葉をいただいています。
フィッティングキャンペーンの一環として、ピンクリボン活動に関する知識がクイズ形式で学べる「ピンクリボン検定」をWEB上で実施しています。2013年よりi-phone や i-padからの受検を可能にすることで、さらに多くのユーザが専用募金サイトを経由して「ピンクリボン検定」へアクセスしてもらえるようにしました。
クイズの正誤に関わらず、受検1回につき3円をお客さまに代わって「認定NPO法人 乳房健康研究会」へ寄付しています。乳がんの検診機器「マンモグラフィ」の導入や啓発活動などに役立てられています。
地域との協働 ～ピンクリボン京都～
ワコールは本社がある京都でピンクリボン活動を広げていきたいと願い、2005年に「ピンクリボン京都」を立ち上げました。医療機関の医師・看護師、NPO、京都の地元企業、学生、京都市・京都府、各メディアが一体となって支援を続けています。
活動は自社だけに終わらせず「乳がん撲滅キャンペーン」を地域社会へ広げていくことを目的にしています。
2012年よりスタートした「ピンクリボン京都スタンプラリー」。名所の多い京都の地域性を生かし、京都にある寺院やお店を巡りながらのスタンプラリーを実施しています。ピンクリボンクイズに答えていただき、乳がんについて身近に感じてもらうことを目的に開催しています。
2013年は11kmのウォークも追加され、京都の観光名所を歩きながら、乳がんについて考えていただく機会をつくりました。
メイン会場では企業ブースを出展し、ワコールのブレストケア活動やピンクリボン検定を紹介しました。
今後も当社と地域が一緒になって、乳がん撲滅を目指し活動を続けていきたいと考えています。
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