多くの女性にとってなじみ深い企業ワコール。ピンクリボン活動をはじめとする同社の女性支援活動もまた周知されており、乳がんをなくすための取り組み「ワコール ブレストケア活動」は海外を含むワコールグループ全体で展開されています。今回は同社の、顧客や地域と協働で行っている取り組みについて伺いました。
乳がんで悲しむ人をなくすために・・・ワコールのブレストケア活動
▲ワコール本社ビル
日本人女性の14人に1人がかかると言われている乳がん。ワコールでは、乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の重要性を啓発する「ピンクリボン活動」を2002年に開始しました。国内はもとより海外グループ各社を含め、ワコールの社内外に向けた啓発活動に幅広く取り組んでいます。
乳がん撲滅を目指す運動こそ、女性共感企業を目指すワコールの当然の使命と考えています。
「ワコールだからできる」社会貢献活動・・・リマンマ事業
乳がんを経験された方に、美しいボディラインと素敵な笑顔を取り戻していただきたいとの思いから1974年より取り組んでいるリマンマ事業。ワコールの長年の研究と手術やリハビリの専門家の意見をもとに、からだへの負担を軽減するパッドやインナーウェア、水着など、さまざまなデザイン、カラー、シルエットの製品を開発・提供しています。
これらのリマンマ製品は全国6ヵ所のリマンマルームで個別にご相談を受けながら販売しており、また通信販売も行っています。
さらに毎年、各地で乳房を手術した女性のために「採寸・試着などの無料相談会」を開催しており、実際の製品を手に取ってご覧いただいています。
リマンマ事業はアジア各地にも広がってきました。これはアジアでも乳がんにかかる人が増加しており、社会的な関心の高まりを受けた現象です。
「いつも、いつまでも、美しくありたい」女性の願いは国境を越えて響き合っています。
▲リマンマ製品