


胃がん96%、肺がん99%、大腸がん98%。きわめて高い受診率を達成
秋田銀行は定期健康診断と人間ドックをベースとして、職員と配偶者に手厚い検査を提供しています。定期健康診断には胸部X線検査(肺がん)があり、20歳以上の希望者は年齢に関係なく子宮頸がん検査を受けられます。30歳・35歳・37歳の節目と39歳以上を対象とした人間ドックには、胃がん・大腸がん・乳がん検査のメニューが加わります。胃がん検診はX線または内視鏡検査を自身で選択でき、乳がん検診もマンモグラフィとエコーから選ぶことができます。そして50歳以上の職員は毎年、前立腺がん検診を受けられます。大腸がん検査は便潜血2日法です。人間ドックのメニューは基本的に40歳以上の被扶養者も同様としており、健診費用はほぼ全額を事業所または健保組合が負担しています。
県内外に多数の事業所がある秋田銀行では、あらかじめ契約を締結した医療機関で人間ドックを受けています。また、人間ドック受診日も就業扱い(特別休暇)ということなどから、職員のがん検診受診率はきわめて高く、2015年度は胃がん96%、肺がん99%、大腸がん98%、乳がん75%、子宮頸がん71%を達成しています。


啓発活動にも注力。受診率向上に向けた様々な施策を展開
当行職員は検診に対する意識も高いと思っていますが、若年層にも検診の重要性を啓発するため20歳から子宮頸がん検診が受けられるなどの、人間ドックの対象年齢に達していない若手職員にも案内通知を送っています。そして案内通知には前年度の有所見率も掲載します。身近なデータを知ることで、若い人もがん検診の重要性を一層理解すると考えています。2015年度の子宮頸がん検診の有所見率は8.2%でした。このように有所見率が高いのは、卵巣腫瘍検診として経腟超音波検査も行っていること、リスクを感じている人が多数受診するためだと思われます。そのほか「健診・人間ドックガイド」を配布するなど健診に対する啓発活動も積極的に行っています。
秋田県は胃がん・大腸がん・肺がんの死亡率が全国上位で推移しています。そこで秋田県では早期発見・治療をするため、秋田県知事自らが旗振り役となってがん対策を進めています。このプロジェクト「がん検診受診促進企業連携事業」の幹事を秋田銀行が務めています。

