ワコールだからできる社会貢献活動~リマンマ事業・ピンクリボン活動~
ワコールは1974年より、乳がんを経験された方に、美しいボディラインと素敵な笑顔を取り戻していただきたいとの思いから、リマンマ事業をスタートしました。長年の研究を活かし、手術やリハビリのエキスパートから意見を頂きながら、カラダへの負担を軽減するパッド・インナーウェア・水着などを開発・提供しています。リマンマ製品は全国6カ所のリマンマルームで個別の相談を受けながら販売。通信販売による提供や各地で無料相談会も実施しています。
また2002年からピンクリボン活動をスタート。2005年には本社のある京都でピンクリボン活動を拡げていきたいと願い、「ピンクリボン京都」を立ち上げました。以来、医師・看護師など医療関係者、NPO団体、地元企業、行政、メディアと一体となって10年以上、乳がんの啓発を推進しています。
ワコールの店頭では、毎年10月に「ピンクリボン・フィッティングキャンペーン」という施策も展開しています。ご試着いただいたブラジャー1枚に付き10円を「公益財団法人日本対がん協会 乳がんをなくすほほえみ基金」に寄付するというものです。フィッティングによって正しいサイズのブラジャーを選択いただくこと、またバストのセルフチェックのきっかけになってほしいという意図が込められています。


創業以来の「相互信頼」の理念が原点
このように外へ向けた啓発や支援活動にも積極的に取り組んでいるワコール。その背景に「バストにいちばん近い会社の責務」という考えがあります。そして創業者が掲げた「相互信頼」というお客さま・社員に対する信頼と人間尊重の思想が根付いています。
例えば社員が体調を崩したとわかれば、周囲や上司が「病院へ行きなさい」「早退しなさい」という会社風土があります。そんな風土のもと、社員の疾病に対して柔軟に対応する環境も培われています。長期病欠した人は慣らし運転で時短勤務や、がんの治療がある人は早退してもいいという就労支援が当たり前のように現場判断で行われています。

