「健康アクションプラン」実施へ
「健康アクションプラン」は、1.体重、2.摂取カロリー、3.運動、4.食生活で気を付けること、という4つの項目から構成されています。1.体重、2.摂取カロリーでは、目標値と適正値を明記し、1食あたりの摂取カロリーも明記しました。3.運動では、1日あたりの目標歩数を明記しました。4.食生活で気を付けること、では、細分化したグループに応じて、管理栄養士が「食べるときに加えたいもの(こと)」と、「食べるときに避けたいもの(こと)」を明記しています。対象社員に、「健康アクションプラン」を配布した後、保健師から個別に電話で新しい「健康アクションプラン指導」も実施しました。さらに、本社・各支社に「タニタ体重計・体組成計・血圧計(フェリカ※1対応)」を全部で9台設置しました。対象社員は定期的(月1回)に体重・血圧を計測し、データを記録します。このように、生活習慣病のリスクが高い社員に対して、具体的な行動指針を示し、支援体制を整備することで、生活習慣改善を促し、予防に努めてもらっています。

適正値や行動を意識して習慣化していく為に、対象社員へ配布

「健康アクションプランアプリ」を配布、展開

携帯を見ながらその日実施した「健康アクション」について、仲間と話す良い機会となっている
健康アクションプラン」の配布と保健師の「個別健康アクションプラン指導」に続き、対象社員が日ごろから生活習慣改善の意識を持ってもらえるように、携帯・スマートフォンで利用できる「健康アクションプランアプリ」とタニタ通信対応歩数計(Loppi※2、フェリカ対応)を配布しました。
対象社員は、配布した歩数計を常に携帯し、歩数計のデータを、全国のローソンのLoppiにかざすだけで、歩いた記録(歩数データ)が、アプリへ自動的に送られます。さらに、定期的に「タニタ体重計・体組成計・血圧計」で体重・血圧を計測しているため、その際に得られた体重と血圧の記録もアプリへ送信することができます。対象社員は、歩いた歩数、体重、血圧をアプリで常に確認できるのです。さらに、「健康アクションプランアプリ」には、カロリー計算機能が搭載されています。その日食べた食事を、写真に撮って送信するか、商品バーコードを読込むことでカロリー計算が行える仕組みです。この機能は、写真を撮るだけ、バーコードを読込むだけで、カロリー計算をしてくれる為、とても使い勝手が良いと好評です。
社内では、「今日はどうだった?」などと、このアプリに記録されている健康アクションデータを元に、社員が同僚と話す機会が増えています。また、家庭でも奥さんやお子さんから、さらに、毎食写真を撮ってカロリー計算をしていることを知っている行きつけのレストランなどでも、お店のスタッフが、「今日は、写真撮らなくて良いのですか?」と確認してくれ、「あ、いけない」と気付いて、写真を撮ることもあります。このように、周りの方々からのサポートもあり、毎回忘れずに記録をつけることにつながっています。この習慣化がとても重要だと考えています。

※1:フェリカ(FeliCa)とは、非接触型ICカードの技術方式である。リーダとカード間でデータ通信を行う。
※2:Loppi(ロッピー)とは、全国のローソンに設置されているマルチメディアキオスク端末(MMK)で、各種グッズやチケット販売、保険への加入、クレジットカード・公共料金の支払い代行、消費者金融の返済などのオンライン取引が行える。