日本を代表する漢方薬メーカーである株式会社ツムラ。数千年の歴史を背景とした漢方薬のメカニズムを、最新の科学や技術で解明し現代医療に役立てています。近年、漢方の科学的解明が進んでいることや、患者さまからのニーズが増えていることが理由で、医師が漢方を処方するケースも増えているそうです。そんな同社が、がん対策推進企業アクションに参加した背景を伺いました。
社員に根付いた「検診は受けて当然」という考え
当社は、「漢方医学」と「西洋医学」の融合により世界で類のない最高の医療提供に貢献することを目標にしています。当然、社員の健康管理にも配慮しています。がん検診に関しては、定期検診や生活習慣病検診を利用して行っており、昨年は、全体で99.7%が、がん検診を受診している計算になります。今後は、受診率100%を目指し取組んでまいります。当社社員は、「検診は受けて当たり前」との考えを基本にしています。
検診は原則として就業時間内に受けることになっています。受診スケジュールは、社員の希望を聞いたうえで調整を行っているので、受付で待たされることもありません。本社に勤める社員は歩いていけるところで受診でき、静岡、茨城などの工場勤務の社員は、工場に横付けされた検診車で受けることができます。これらの取り組みは、最近始めたことではありません。少なくとも30年以上前から続けてきていることです。
検診は原則として就業時間内に受けることになっています。受診スケジュールは、社員の希望を聞いたうえで調整を行っているので、受付で待たされることもありません。本社に勤める社員は歩いていけるところで受診でき、静岡、茨城などの工場勤務の社員は、工場に横付けされた検診車で受けることができます。これらの取り組みは、最近始めたことではありません。少なくとも30年以上前から続けてきていることです。
▲検診を受ける環境はすでに整っていると語る藤沢氏
更なる健康増進をめざし健康診断検査項目の見直しを行っていく
▲藤沢氏、瀬田氏が所属する人事部健康推進センターは、社員の健康増進を目的として設立されている
現在、健保組合で行っている検診では、35歳以上の社員の胃がん、肺がん、大腸がん、乳がんと子宮がんをカバーしています。がん対策推進企業アクションの推奨する検診は、子宮がん検診の「20歳以上の女性は2年に1回」を除けば網羅できていることになります。
今後は、20歳以上の子宮がん検診を含め、社員の健康管理の推進のために労使で構成される人事労務委員会で話し合いを進め健康診断検査項目の見直しなどを行っていく予定です。その際に今回のがん対策推進企業アクションも参考にしたいと思います。
今後は、20歳以上の子宮がん検診を含め、社員の健康管理の推進のために労使で構成される人事労務委員会で話し合いを進め健康診断検査項目の見直しなどを行っていく予定です。その際に今回のがん対策推進企業アクションも参考にしたいと思います。