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パートナー企業・団体の取り組み

受診しない理由を分析して、一つ一つに解決策を考えた

前記のアンケート結果を踏まえて、受診率を上げるにはどうしたらよいかを思案しました。もともと事業内容的にも社員のがんに対する意識が高い当社ですら、このような結果となるわけですから、より実効的な手立てを考えねばなりません。そこでまずは年代別のがん種別リスク、推奨される検査の種類と費用、受診頻度などの指標を正しく、そして簡潔に示すことにしました。「若いから、健康だから大丈夫」と答えた人に対しては、いつどんな検査が必要で、有効かを正しく教える必要がありますし、「では具体的にどの程度の頻度で何を受ける必要な」との問いに答えることで、より具体的なアクションをイメージしやすくさせることが狙いです。また、実は、がん検診を実際に受診するために必要な事務的な手続きも、会社が思っている以上に分かりにくいのではないかと考え、それも簡潔にまとめて示すことにしました。
画像:春山さん
▲パフォーマンスでなく実際に受診率を向上させる取り組みを考えています
そして毎年2月初旬に開催される社員総会(全国から全社員が集合)で「がん検診の目的と種類」、「手続き・費用」について、要点を簡潔にまとめたマニュアルな資料を配布し、何となく漠然と「まだ大丈夫」、「手続きが面倒」、「費用がかかる」と思っている人たちに、「それほど面倒でもないな」、「それほど大きな出費でもないんだな」、「自分の年代であればこういう検査をこういう頻度で受ければよいのか」などと感じてもらえるようにしました。また、単に一般的な話をするのではなく、意識の高い人のために、より先端的な検診技術の紹介を、「時間がない」と考えている人のためには、昨今出てきている郵送での簡易検査を一次スクリーニングで利用し、その結果次第で医療機関に受診する方法を提案するなど、現状の枠にはめるのではなく、現実を踏まえた出来る限りの解決策を示す配慮をしました。社員総会には、取引先である医療機関の職員なども参加しましたので、外部も含めて総勢250名の意識共有が図れたものと考えています。

がん対策推進企業アクションパートナー企業としての活動

画像:リレー・フォー・ライフ
▲リレー・フォー・ライフには第一回から参加している
次に社外に向けた取り組みを説明ですが、私自身、協力企業の方に向けて「がん治療の現状と課題」や「先端医療」について講演する機会が多くありますので、その際には必ずがん対策推進企業アクションの紹介をしています。また、企業としても積極的にプロジェクト認知のお手伝いをしており、例えば一般向けの医療情報の発信や啓発に係る部門では、Eメールの署名に、がん対策推進企業アクションに参加していることを明記していますし、名刺にロゴを入れることも検討しています。また3月末に福岡県主催で行われる県民公開がん治療セミナー「がん検診と治療法選択」では、後援企業としてがん検診の小冊子(がん検診のススメ)を参加予定者300人に配布することも決定しています。
がん検診と直接関係はありませんが、当社は、がん患者さんやそのご家族、医療従事者、その他一般の方々がチームとなり、夜通しリレーで歩き続けるチャリティ・イベントである「リレー・フォー・ライフ」も第一回目から積極的に支援しており、単に寄付をするだけでなく、医療機関とも協力し、社員一人ひとりが自発的なボランティアで運営スタッフや医療スタッフとして参加しています。その他、がん患者さんを応援する「キャンサーリボンズ」の活動支援、今年度からは小児がん治療を支援するチャリティー・ゴルフ大会にもスポンサードするなど、がんに係る各種啓発活動に積極的に取り組んでいます。
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