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イベントレポート

2018/12/08
2018/12/08 親と子で考える健康づくり ~これからのがん教育について~

平成30年度 第2回 家庭教育講演会 親と子で考える健康づくり ~これからのがん教育について~(主催:品川区教育委員会)が、12月8日(土)、品川区のきゅりあん大ホールにて開催されました。

講演会は品川区の幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校のPTAをおもな対象とし、家庭教育力の向上を目的として、6月、12月の2回実施しています。今回は5年に1回の人権啓発課との共同開催でした。

今回は東京大学医学部附属病院 放射線科 准教授 中川恵一氏を講師に招き、がんに対する正しい知識を学ぶとともに、これからのがん教育についてのあり方などの講演が行われました。

会場には子ども連れの参加者が多数見られ、中には夫婦と子供3人の計5人で、熱心に講義を聴いている家族の姿もありました。

講演の様子

講演では、中川恵一氏がこれまでの研究や実体験、活動をもとにした具体例などを挙げ、教育現場におけるがん教育の重要性を伝えました。また、実際に教育現場で使用されているビデオを上映し、今後は子供たちががんの正しい教育を受け、それを家庭で親たちに教えてほしいと伝えました。参加者からは「がんについて楽しく学べた」「もっと中川先生のお話を聞きたい」「正しい知識を身に着けることができた」といった意見を多くいただき、大変好評でした。

講演の様子

(講演概要)

現在、日本国民の2人に1人が、生涯でがんにかかると推測されています。

しかし、がんは絶対に治らない病気ではなく、発見が早ければ早いほど完治する可能性は上がります。つまり、重要なのはがんに対する正しい知識を身につけることと、がんになるリスクを減らすこと、そしてがん検診を定期的に受けることなのです。

世界一の長寿国である日本は、世界一のがん大国でもあります。しかし、がん教育をはじめとするヘルスリテラシーは世界最低の水準となっています。

昨年4月から、小中学校や高校でがんの教育が始まりました。学習指導要領にも、中学校は昨年の3月に、高校は今年の3月に「がんについても取り扱うものとする」という一文が加えられました。このように今後、子供たちは学校でがんについて学びますが、大人たちはそのような教育を受けていません。その大人たちは職域でがんを学ぶとともに、がん教育を受けた子供から正しい知識を教えてもらう必要があります。

特にがんの最大の原因はタバコであり、喫煙者本人だけでなく、受動喫煙をする周囲の人たちもがんになる確率も高めてしまいます。また、全体的には男性の方ががんになる確率は高いものの、40代後半までは女性の方ががんになりやすく、子宮頸がんや乳がんなど、女性特有のがんというものがあります。

最後に、がんの治療には手術療法、放射線療法、化学療法(抗がん剤など)の3つがあることを知り、これらをうまく組み合わせて治療することが重要です。

がんを知り、がんと向き合い、がんに負けない社会を目指しましょう。

講演の様子
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