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イベントレポート

2017/02/08
大同生命東京本社ビルで中川恵一先生の講演会が開催されました

2017年2月8日(水)、推進パートナーの大同生命が主催する講演会がありました。社員の健康リテラシー向上を目的として開催された当イベント。アドバイザリーボード議長・中川恵一先生の講演に約150名の参加者が熱心に耳を傾けました。講演にあたり、全社員に「がん検診のススメ」を配布し、また当日の模様を全国200拠点にライブ配信するなど7000名以上の全社員が受講しました。
「DAIDO~ココ・カラセミナー~」世界一受けたい「がん」の授業と題された講演でした
「DAIDO~ココ・カラセミナー~」世界一受けたい「がん」の授業と題された講演でした
▲「DAIDO~ココ・カラセミナー~」世界一受けたい「がん」の授業と題された講演でした
中川先生が日本における「がん」の現状を紹介
講演の冒頭で先生は会場に「がんになる人は男性と女性でどちらが多いでしょうか」と質問を投げかけました。多くの人が正解に挙手したのを受けて、先生は日本における「がん」の現状を紹介。2016年の推定値で男性の67%が、女性では51%が「がん」に罹患(りかん)するとデータを示しました。そして「がん」になる要因は遺伝子の劣化と生活習慣なので、年齢が上がるともにリスクも高まると説明。65歳迄に「がん」になるリスクはおよそ15%と語りました。つまり働く世代の6人に1人は「がん」になる時代であり、代わりの居ない中小企業経営者は特に備えが必要ですと、中小企業向け商品に強みを持つ大同生命の皆さんに呼びかけました。

そして「がん」への備えとして、正しい知識を持つことも必要だと語り、がんに対する誤った認識の例を紹介しました。まず「がんは遺伝する」という間違いを遺伝性のがんは5%程度と正し、「焦げた魚・肉を食べない」という予防法も正解ではないと指摘。1日10トン焦げたものを食べない限り大丈夫ですという説明があると、会場から笑い声が起きました。
当日の模様は録画され、後日全国拠点にストリーミング配信されました
▲当日の模様は録画され、後日全国拠点にストリーミング配信されました
創業者・広岡浅子さんの例を取ってリスクを解説
そして一般的な「がん」は年齢とともにリスクも高まるが、女性のがんは別だと語り、乳がん・子宮頸(けい)がんの患者が若い世代に増えていることを説明しました。それによれば乳がんのピークは40代後半。がんの増殖要因に女性ホルモンがあり、生理のある状態でリスクが高まると説明しました。大同生命を創業した主要メンバーである広岡浅子さんが乳がんだったことも紹介し、浅子さんはおそらく欧米型のライフスタイルで肉も食べ、また1回しか出産しなかったので、現代に近いリスクがあったのだろうと解説しました。さらに子宮頸がんはもっと若く30代前半が発症のピーク。性の開放やワクチン予防の停滞などで増え続けていると説明しました。

その後がん発生のメカニズムや早期発見の重要性を語った先生。早期がんとして発見できるのは1センチから2センチになるまでの間で、おおよそ1~2年と解説。だからこそ毎年がん検診を受診する必要があると説明しました。また先生は2017年4月から全国の小学・中学・高校で「がん教育」がスタートすることに触れ、一方で大人へのがん教育・啓発は手つかずであり、職域での教育が必要と訴求しました。そしてビジネスを通じ中小企業の経営者と触れ合う大同生命のみなさんは、ぜひ周囲の人の手を引き「がん検診」に導いてほしいと語って、講演を締めくくりました。
広岡浅子さんの乳がんについても解説がありました
▲広岡浅子さんの乳がんについても解説がありました
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