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がん検診とは

はじめに

日本人の死因第1位は「がん」です。
昭和56年以降、他の疾病を大きく引き離して着実に増加してきており、毎年100万人近くが新しくがんと診断されて(2018年:男性56万人、女性42万人)、2019年は約38万人(男性22万人、女性16万人)ががんで亡くなりました。

しかし診断と治療の進歩により、早期発見、早期治療が可能となることも増えてきました。そのわけは、健康診断、がん検診、人間ドックなどが普及したこと、さらにその精度が向上したことです。

がん検診は様々な研究によって証明された、がんの死亡率を減少させることができる確実な方法です。症状がでるころには、がんはかなり進行してしまっていることが多く、症状が出る前に見つけることがポイントです。

がん検診を正しく受けるためには、まずは「がんを知る」ことが重要です。正しい知識を持ってがん検診を受診しましょう。

がん検診の流れ

がん検診は、一見健康な人に対し、「がんがありそう(異常あり)」「がんがなさそう(異常なし)」を判定し、『ありそう』と判断された人を精密検査で診断し、救命できるがんを発見することが目的です。
がん検診の流れ
がん検診は、「がんがある」「がんがない」ということが判明するまでのすべての過程を指します。がん検診を受けて「異常がない」場合は、定期的な検診受診を継続していくことになります。「要精密検査」と判断された場合には、精密検査を受診することになります。
精密検査を受けて『異常なし、または良性の病変』であったときには次回の定期検診へ、“がん”と診断された場合は、治療に進むことががん検診の流れです。
精密検査や治療を受けなければがん検診の効果はなくなってしまいます。