低い検診受診率
日本人はがん検診を受けている人が少ない。
日本のがん検診受診率は、OECD(経済協力開発機構)加盟国30カ国の中で最低レベル。
諸外国の子宮頸がん、乳がんの検診受診率は50〜85%です。一方、日本ではこれまでも検診受診率50%を目標に啓発し、向上してきているものの、30〜50%とまだまだ関心が低いのが現状です。
諸外国の子宮頸がん、乳がんの検診受診率は50〜85%です。一方、日本ではこれまでも検診受診率50%を目標に啓発し、向上してきているものの、30〜50%とまだまだ関心が低いのが現状です。
■ 日本のがん検診の受診率

※子宮頸がんと乳がん検診は「2年に1度」の受診が推奨されているため、
平成27年・28年の検診受診者の合計に基づく検診受診率です。
出典:厚生労働省「平成27年 人口動態統計」
■ がん検診の国際比較
諸外国では、乳がん検診・子宮頸がん検診は、国策として組織型検診が行われており、高い受診率を維持しています。一方、アメリカでは任意型検診が主体ですが、子宮頸がん検診・乳がん検診は高い受診率を維持しています。
これら先進国の中で、日本の受診率は30%台と極めて低いのが実情です。
尚、以下の国際比較のグラフにおいて、受診率算出にあたり、乳がん検診の対象年齢は50~69歳、子宮がん検診の対象年齢は20~69歳としています。また、日本は、2009年と2010年の検診受診者数の合計(2年分)に基づく検診受診率です。
尚、以下の国際比較のグラフにおいて、受診率算出にあたり、乳がん検診の対象年齢は50~69歳、子宮がん検診の対象年齢は20~69歳としています。また、日本は、2009年と2010年の検診受診者数の合計(2年分)に基づく検診受診率です。
【子宮頸がん】
【乳がん】


出典:OECD,OECD Health Data 2013,June 2013