がん対策企業アクションフィロソフィー:がんと向き合い、社員と会社をさらなる高みへ

がんは、命のかけがえのなさと生きる意味を教えてくれる病気です。
がん対策推進企業アクションは、職場でのがん対策が、
社員と会社をさらなる高みへ導くと信じています。

会社員の死因の約半分はがん*。女性と高齢者が会社に増えるなか、
「はたらく人をがんから守る」ことが求められています。
がん対策推進企業アクションはその先頭に立ちます。

職場でのがん対策は、社員と家族を守るとともに、会社の発展にも
つながります。企業文化の成熟度のバロメーターと言えるでしょう。
がん対策は、まちがいなく、「経営課題」です。

フィロソフィーの“1分動画”

【企業アクションフィロソフィーの意義】
フィロソフィー(哲学)の基本的な視点は「意識改革」。
企業が、がんを知り、がんと向き合うことで、
社員と家族の健康を重要な経営課題と認識することが大切です。
そのための先導役が、がん対策推進企業アクションであり、
企業文化の成熟を促し、社員と企業をさらなる高みへ導ければと願っています。

*出典:
「職域多施設研究(J-ECOHスタディ)死亡・脳心血管イベント・長期病休の概要
 2012-2021年度」報告書総括:溝上哲也(国立国際医療研究センター)

【フィロソフィーを掲げるに至った経緯】
企業・団体のがん対策をサポートするがん対策推進企業アクションも15年目に突入するのを機に、検診受診率向上、治療と仕事の両立支援、職場でのがん教育という3大課題を俯瞰(ふかん)した新たなステージを見据えようと識者・企業関係者、がん経験者等からなるアドバイザリーボード会議(議長は東大・中川恵一特任教授)で検討しました。
各委員から多彩な考えが提起される中で、「フィロソフィーが適しているのでは」との意見が委員の注目を集めました。フィロソフィーは単なる理想論ではなく、企業の経営の効率化という視点をも含めた「仕事や人生の指針」とも言われます。言葉を変えれば、「経営幹部から全従業員に至るまでの意識・価値観・考え方の変革」です。
ボード委員の意見を最終的に汲み上げた結果、企業アクション自らが「フィロソフィー(哲学)」を掲げることで、“企業文化の在り様”をともに考え、従業員と企業をさらなる高みへと導ければ、としました。

(2023年4月決定)