2026/10/20
令和8年度 第2回アドバイザリーボード会議を開催しました
(ページの最終更新日:2026年10月20日)
令和8年度がん対策推進企業アクションアドバイザリーボード会議を、本年度上半期の事業進捗を共有して助言を得るとともに、職域における精密検査の受診率向上について意見交換を行うことを目的として、2026年9月17日(木)に会場とオンラインを併用したハイブリッド形式で開催した。
1.議長挨拶
中川議長より、日本では住民検診と職域のがん検診が二本立てになっており、職域については関係者の協力を得て充実させていく必要があること、特に職域がん検診における精密検査の受診率向上が本年度の最重要課題であるとの発言があった。
2.ホームページの閲覧障害について
事務局より、2026年7月28日から8月10日までの間、ホームページが閲覧できない状態となったことを報告し、陳謝した。原因はDNS設定の不備によるもので、外部からの攻撃や情報流出はない。委員より7月31日にボードメンバーに送付されたメールでは「システム環境の向上を目的とした作業」とされていたことについて質問があり、事務局より、経緯をあらためて関係者へ周知するとともに再発防止策に取り組む旨を説明した。
3.事務局報告
(1)新規パートナー登録
新規登録数は年間目標に対して現時点ではやや遅れているものの、小冊子の配布やYouTube広告の効果により8月以降は登録のペースが上がっている。
(2)出張講座
4月から9月までの累計は30件で、年間目標39件に対して順調に推移しており、前年度実績を上回る見込みである。
(3)ホームページ・eラーニング・YouTube
ホームページの閲覧数は年間目標に対してやや遅れているが、YouTube経由のアクセス増により改善を見込む。eラーニングの本年度受講者数は3,099名(9月3日時点)であり、新規パートナーへの受講案内を強化する。YouTubeは8月から広告配信を開始し、視聴数は前年同期比で約2倍となった。年間目標である視聴数3倍は達成できる見込みである。
(4)年間スケジュール
全国大会を10月13日に東京で、地方ブロックセミナーを11月20日に名古屋、12月18日に鹿児島、1月22日に岡山で開催するほか、12月にメディアセミナー、3月に統括セミナーを開催する。パートナーアンケートは年度内に実施・集計する。
(5)注力施策の進捗
厚生労働省スマート・ライフ・プロジェクトと、互いのメールマガジンに紹介文と登録リンクを相互掲載する(相互配信は9月・11月・2月の年3回)。中小企業コンソーシアムでは、大同生命サーベイへの精密検査の受診に関する設問の追加と、中小企業の経営層向けYouTubeコンテンツの制作を予定している。企業コンソーシアム(コンソ40)では、運営会議を開催した。参加企業が挙げた課題で最も多かったのは精密検査の受診率の低さであった。また、第1回企業コンソーシアム研修会(参加320名)では、聖路加国際大学大学院の中山和弘教授を講師に迎え、「職場のがん対策を『伝える』から『選べる』へ」をテーマに講演を行ったほか、運営会議や分科会の開催状況など、本年度の企業コンソーシアムの活動を紹介した。分科会では、職域でのがん検診に関する情報の取扱いについて、公開中のQ&Aの各設問に企業事例を掲載し、担当者が自社での扱いを判断しやすくする取組を進めている。治療と仕事の両立支援については、掲載中の企業事例を読みやすい構成に更新する予定である。Working RIBBONでは、好事例の取材、解説動画の制作、コンソ40との相互連携を検討している。
4.精密検査の受診率を上げるために
企業3社より精密検査の受診率向上に向けた取組事例の紹介があった。
5.意見交換
中川議長より、住民検診は健康増進法の裏付けのもと自治体が要精密検査者に受診勧奨を行っており、精密検査の受診率が高い自治体もある一方、職域は法律の裏付けがなく個別同意の取得から始める必要があること、要精密検査の判定は「がんの疑い」と受け止められがちだが、実際には精密検査の結果ほとんどは異常なしであり、がんを早期に見つけるための機会と捉えるべきであることが述べられた。また、委員より、指針で推奨されていない年齢への検診勧奨は行わず、検診間隔も指針に沿って推奨することが望ましいとの指摘があった。
委員より、「事業場における労働者の健康保持増進のための指針」(THP指針)の改定案でがんに関する記載が大幅に追加されたこと、改正労働施策総合推進法により治療と仕事の両立支援が事業主の努力義務となったことを踏まえ、ホームページを早急に更新すべきとの指摘があり、事務局が対応することとした。
精密検査の受診率向上について、年内に継続して議論する場を設けることを検討する。
6.全国大会・地方ブロックセミナーのご案内
事務局より、10月13日開催の令和8年度全国大会及び地方ブロックセミナー(名古屋・鹿児島・岡山)への周知協力を依頼した。
7.その他
(1)事務局より挨拶
事務局より、本年度の事業運営にあたっての挨拶が行われた。
(2)厚生労働省より挨拶
厚生労働省より、本事業の推進に向けた挨拶が行われた。
(3)次回開催日程
次回の第3回アドバイザリーボード会議は2027年3月18日(木)に開催予定である。
決定事項
- ホームページの閲覧障害について、経緯をあらためて関係者へ周知するとともに、再発防止策に取り組むこととした
- 大同生命サーベイに追加を予定している精密検査に関する設問は、パートナーアンケートの設問と揃える予定である
- 中小企業の経営層向けYouTubeコンテンツを制作することとした
- ホームページについて、THP指針の改定及び治療と仕事の両立支援の努力義務化を踏まえ早急に更新することとした
確認・検討事項
- 精密検査の受診率向上について、継続して議論する場の設置(年内)
- eラーニングの新規パートナー及び未受講企業への案内の強化
- パートナーアンケートの作成・実施
以上