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パートナー企業・団体の取り組み

さらに踏み込んだ指導へ。糖尿病への施策

特定保健指導のさらに突っ込んだ施策として、「糖尿病の適切な治療サポートプロジェクト」も2011年10月からスタートさせています。健診結果でHbA1c数値が6.5以上の対象者を治療状況により、「教育入院コース」、「定期報告コース」と振り分け、プロジェクトへの参加を奨励し、現在対象者43名が参加。教育入院コースは糖尿病専門医のいる医療機関に1泊入院。血糖値測定、合併症の検査、食事・運動の指導を受けます。定期報告コースは主治医の指導を受けながら3カ月に1回の検査結果に基づいて健康推進センターの保健指導を受けるコースです。教育入院コースには今まで治療を受け続けているにもかかわらず、血糖コントロールが不良の状態が続いている社員も含まれますが、治療を見直す機会になり、「参加して良かった」と好評。この施策は1年間を観察期間として、さらなる充実を図っていく予定です。

特定保健指導の強化は、「健康意識の醸成」も大きな目的であると前述しました。当健康保険組合は健康意識を根付かせる各種啓発活動も積極的に進めています。本社や川越工場で定期的に健康推進イベントを開催。例えば乳がんの触診体験や自己検査方法についてのパンフレットを配布し、子宮頸(けい)がんワクチンの講演会、世界対がんデーに合わせたメールによる情報提供などを実施しています。これまで説明してきたさまざまな施策の中心を担っているのが「健康推進センター」です。企業にあったメディカルルーム(本社)、医務室(工場)を2年前に健診データとレセプトの突合分析を目的として健康保険組合内に移管。産業医、保健師、看護師、薬剤師の5名が事務職と連携し新たに健康事業推進を担っています。
画像:乳がんの講習会
▲乳がんの講習会には多数の女性組合員が参加した

「がん検診」項目を広くカバーする充実の健康診断

画像:健康診断の様子
▲5がん検診をカバーする充実した健康診断を実施
サノフィ・アベンティスでは、生活習慣病ならびに5がん検診(胃・肺・大腸・乳がん・子宮頸がん)を組み込んだ健康診断を基本健診(35歳以上)として実施しています。また35歳未満は基本健診で3がん検診(5がんのうち胃・大腸を除く)をカバーしています。実施は大規模事業所においては巡回型、小規模な事業所では提携医療機関に出向く形を取っており、対象施設には必ず5がん検診が実施できる施設を選んでいます。また巡回型での乳がん・子宮がん検診には検診バスも用意しています。これらの検査は全額健保負担。「がん検診」受診率も高い数字になっていますが、課題も残っています。

たとえば胃部X線検査などは工場等生産現場で働く組合員にとって、受診後の身体負荷が大きいという声があり、実際に受診率を下げる傾向が見られるため、各種検査方法の見直しを進めています。具体的には胃がんのABC検診、子宮頸がんのHPV-DNA検査を検討中です。受診者の負荷軽減と同時に、製薬会社としてより精度の高い検査を追求していく必要があり、有効性が認められれば積極的に導入できる環境があります。しかし検査方法を変える際は受診者への明確な説明が必要で、かつ毎年のメニューが変わることで、受診管理(フォローアップ)体制の整備が必要になってきます。検査をすれば健康になる訳ではありません、早期発見、早期対応のための健診意識を持って頂く、それがこれからの課題。そのほかでは、検査の習慣がまだ根付いていない家族への取り組みを強化する必要を強く感じ、現在実施中の被扶養者の健診受診率アップの特別フォローを充実していきます。
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