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【フコクしんらい生命保険株式会社】163人との対話、地域社会との協同 1人の保健師が未来を変える

フコク生命グループの一員として、2008年2月より新たな歩みを始めた同社。「職員の健康が一番の財産」という考えのもと、100人規模の組織に専任の保健師を採用。従業員一人ひとりとの“対話”を通して「疾病予防」「健康増進」を啓発しているのが大きな特徴です。今回は、まさにその中心人物である保健師の藤崎静子さんと人事・総務グループ長の小松原康宣さんにお話を伺いました。

163人の健康状態が、いつも頭の中に

がん検診を含め、定期健康診断の結果は、従業員163人分頭の中に入っていますね。だから社内で人とすれ違うたびに、「その後調子はいかがですか?」「顔色良くなりましたね!」など、お声掛けしています。最初は「保健師さんって何?」という感じの人が多かったのですが、最近ではご自身から健康相談をもちかけてくれるようになりました。私の方も、数値の悪い人、二次検診(精密検査)が必要な人とは、必ず全員と個別面談をするようにしています。

大切にしているのは「対話」というスタイル。書面で「要精密検査」と通知されても現実味が薄いのか、自覚症状がない限り、みなさんなかなか受診しないものですからね。私が入社した当初(2008年4月)、「55歳まで一度もがん検診を受けたことがない」という人もいたぐらいですし。でも早期がんに自覚症状はほとんどありません。だから予防・早期発見のためには、定期的に検診を受けなければなりません。そのために、自らお声掛けをして、みなさんに受診してもらえるよう努めています。
画像:藤崎さん(右)
▲専任の保健師として、従業員の健康を支える藤崎さん(右)

乳がん検診受診率80%の背景には、受けやすい体制づくりへの努力

画像:藤崎さん
▲80%はまだまだ通過点。2010年度は受診率100%を目指すそう
2009年度は当社の女性職員の約80%が、乳がん検診を受診しました。導入1年目にしてこの数字を実現できた背景には、「受けやすい体制づくり」があります。日々忙しいみなさんにとって、今まで「行きたくても行くのが面倒」というのが本音だったのですね。だから会社の近くにある健診センターと交渉して、定期健康診断とセットにすることで、費用を抑えつつ(会社からも6割を負担)、就業時間内に受診できるようにしたのです。受診日時も、一人ひとりキッチリ個別に設定しました。

もちろん「受けてもらって終わり」ではありません。検診後のフォローも私の重要な役割です。二次検診が必要な方には、個別に面談をおこなって、すぐ産業医の先生に紹介状を書いてもらっています。ここまですることで、さすがにみなさん逃げ場がなく(笑)、ほぼ全員が二次検診を受けてくれました。そのほか、健康保険組合では、郵送式のがん検診も実施しています。肺、大腸、子宮頸部(けいぶ)など、1検査1,000円で受診できる気軽さから、多くの方が利用していますね。
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