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2021/12/21

令和3年度 企業コンソーシアム
第2回「コンソ40」運営会議を開催

企業コンソーシアム第2回「コンソ40」運営会議が、2021年12月21日(火)にオンラインミーティング(ZOOM)にて開催されました(33社/39名)。
「コンソ40」参画企業の皆様により、「コンソ40」の認識についてのすり合わせ、12月「コンソ40」企業向けに実施したアンケート結果の共有、そして研修会に向けたフリーディスカッションを実施し活発な意見交換が行われました。

【コンソ40の活動について】
モデレーター アフラック生命保険株式会社 伊藤様

【理念】
企業コンソーシアム「コンソ40」の理念は、「自社と他社の従業員をがんから守る」ということ。自社のがん対策の充実を図りながら、他社についても一緒に連携して前進できるように取り組んでいきたい。

【役割】
がん対策企業アクション内で議論や研究を行い、がんに関するあらゆる情報から企業にとって啓発に有効な施策や情報を抽出し、コア企業による積極導入と、その活用事例の随時発信により、職域におけるがん対策の推進を通じて社会に貢献するというもの。

【活動方針】
「企業による企業目線のがん対策」を共に考え、具体的なアクションとして実現していく。また、自発的・持続的な企業のがん対策として社会に広がる活動を生み出していくということを掲げ、進めている。

【活動目標】
一つはがん対策推進企業数の増加ということ。二つ目は、有効な情報源として、新たな事例の蓄積のため、がん対策の取り組みを企業アクションのホームページ上に「コンソノート」という形で蓄積をしていくこと。

職域におけるがん対策の啓発 「広報」「研修」「連携」
▲職域におけるがん対策の啓発
「広報」「研修」「連携」

【即時導入できる取組み内容に関して】

企業アクションでは、中川先生ご出演のがんに関する講座のYouTubeを発信しており、すでに28回配信されています。
1回あたり4分前後で非常に見やすくまとめられており、テーマに基づいてコンテンツを分けております。
社内でのYouTube視聴の拡散だけでなく会社関係先にも広げて、より多くの方に見ていただけるように進めています。
またeラーニングに関しては、パートナー企業は無料で利用いただけるよう事務局にて運営をしております。がん対策推進企業アクションのHPよりお申込みください。

YouTube啓発チラシ
▲YouTube啓発チラシ
医療法人社団同友会 代表 髙谷 典秀氏 会場風景 仙台シルバーセンター
▲eラーニング
HPから受験可能<受験・結果画面イメージ>

【第2回企業コンソーシアム研修会に向けて】

2022年1月25日(火)開催の企業コンソーシアム研修会トピックスは、東海大学医学部 基盤診療学系公衆衛生学 教授 立道 昌幸先生の特別基調講演がございます。会社で取り組むべきがん対策(人事労務・産業保健担当者向け)というタイトルでの講演となります。人事労務系でご関心のある方はご参加ください。コンソ40向けの事前アンケートにて、大企業の事例は「要精検者の勧奨について」が半数を占めたこと、中小企業の事例は「検診受診率向上について」が約3割と多く希望があり、このテーマにて大企業事例は野村証券株式会社様、中小企業事例は医療法人社団俊秀会エヌ・ケイ・クリニック様にご共有いただくこととなりました。

【2022年度以降に企業コンソーシアムで実現したいこと、期待したいこと】
フリーディスカッション ※一部抜粋

  • このがん対策推進企業アクションは、厚生労働省の一事業として運営されていると認識している。逆に企業の声を国の政策にもう少し反映する機会が増えてもいいと思っており、大げさな言い方をすれば政策提言的な機会に使っても良いかなと思う。
  • 企業アクションの活動もがん対策推進協議会ではあまり出てこないのでもう少しアピールできたら良い。また、大企業と中小企業との差が今まで以上に広がっているように感じている。大企業はかなり進んで来ているが、相変わらず中小企業の対策は置き去りの部分があり、少しでも企業アクションを通して、今課題と感じている部分が前に進めばよいと思っている。
  • 弊社の中では健康経営度調査への関心度は経営陣も高いが、コンソ40に選出された事に関してはそこまで反応が良くない。
  • 健保連も協会けんぽも加盟する事業主のがん対策を推進していきたいという想いがあり、健保連・協会けんぽの本部と何か連携するような事はできないのかと思う。企業アクションとパートナー企業は点で結びつくような連携になると思うが、健保連・協会けんぽの本部がハブになって、企業アクションで決めたこと、検討したことをハブから展開してもらうような連携ができれば良い。
  • 企業コンソーシアムの目指すところはどこなのかという部分が不明確に感じている。ある程度の力関係があるのであれば、現場の声を集約し意見することもできるはずだが、どこまで持っていくのかという部分がはっきりしなければ、我々としては分かりづらい所があると思っている。
  • 現在の立ち位置でいうとストレートに意見を上げるという立場にはないが、こういう意見があるという事をまとめて、当然企業アクションのボード会議の皆様や厚労省の皆様に上げて頂くということはできる立ち位置にあると考えている。
  • 各社それぞれが強みと弱み(抱えている問題)があると思うのでそれを「見える化」して頂きたい。アンケートでがん検診の受診と、受信勧奨、精密検査、復職支援、35歳未満への支援のような大分類でくくって、それぞれ強み・弱みを書くようなアンケ―トがあれば良いと思った。
  • 企業アクションは良い取り組みをしているので、健保連から全部の所属組合に案内が出せたらもう少し参加者を増やす事ができるのではないかと思っている。企業アクションに登録していない企業にも案内を出すにはそのような方法もベースが増えるのではないかと感じた。
  • これからこの「コンソ40」が何か実現できるのではと感じた。これまでコア8社で研修などをやってきたが、やはり40社が集まると物申す事ができるのかなと。皆様からの発言でわくわくしてくる。皆さんと○○宣言など、厚労省に提言というよりは、世間に訴えるような心に響くような対策とか宣言みたいなものを出せたら良いと感じた。
  • 活発にご意見を頂き本当に感謝している。そのうえで、どのような形にまとめていくかを、より詳細に考えていかなければならないと感じている。皆で力を合わせるということが素晴らしいものだと実感している。
  • 参画メリットが明確になっていないと、社内で参画申請しても上司の説得が難しいケースもあるのではないかと感じる。自身も社内で申請を上げた際に営業の私が入ってなにか得があるのかという話になった。人事関係以外でも参画してメリットになる部分を発信できたらもっと参画企業を増やせるのではないかと思った。
  • 企業アクションに参加している企業の好事例などを聞く機会は増えてきているが、それを受けている労働者の方が満足しているのか、あるいはその医療を受けている患者さんなど、当事者の声を聞くことが最終的には一番大事だと思う。支援を受けている側がその支援をどういうふうに感じているのか、満足しているのかについて耳を傾けていかなければならないと感じた。
  • コアメンバーで今後の企業コンソーシアムをどうしていくかと考えたとき以上に、人数が多くなって、様々なご経験をされている方がたくさん集まると、新たな発想や実はすぐできそうなのに気づかなかったことなど本当に多くあった。具体的な各社の個別で考えている課題についても共有いただけて、それがまさに企業アクションで取り組んでいくべき課題だと思う。

【企業コンソーシアム 今後の方向性】

  • 2回の研修会を軸に皆様の意見を頂戴する機会を設けて企業の好事例共有や議論を活発にして、情報発信を強化する。
  • 企業コンソーシアムは厚生労働省の強い後押しを受けた組織であることをより明確にしていく。
  • その他
    今後に関するご意見は第2回企業コンソーシアム研修会の事後アンケートにて回収予定である。
ご参加者一覧(33社) ※50音順
  • 株式会社アートネイチャー
  • 旭化成株式会社
  • 朝日航洋株式会社
  • アフラック生命保険株式会社
  • 伊藤忠エネクス株式会社
  • 伊藤忠商事株式会社
  • SMBC日興証券株式会社
  • 医療法人社団 俊秀会エヌ・ケイ・クリニック
  • オリックス株式会社
  • オリンパス株式会社
  • 株式会社クレディセゾン
  • 研冷工業株式会社
  • コニカミノルタ健康保険組合
  • サッポロビール株式会社
  • 株式会社サンゲツ
  • 城北ヤクルト販売株式会社
  • SOMPOひまわり生命保険株式会社
  • 第一生命保険株式会社
  • 大東建託パートナーズ株式会社
  • 大同生命保険株式会社
  • 中外製薬株式会社
  • テルモ株式会社
  • 東京ドーム健康保険組合
  • 日本ガイシ健康保険組合
  • 野村證券株式会社
  • 株式会社バリアン
  • 藤沢タクシー株式会社
  • 富士通株式会社
  • 株式会社古川
  • 株式会社松下産業
  • 矢崎健康保険組合
  • ヤフー株式会社
  • 株式会社ワコールホールディングス
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