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イベントレポート

2018/06/10
出張講座「6/10開催 炭平フェア“健康スペシャルセミナー”」報告

6/10(日)長野県エムウェーブにて「炭平ライフフェア」が開催され、その日のイベントの1つとして、長野市オリンピック記念アリーナ『エムウェーブ』に設けられた特設ステージにおいて、がん対策推進企業アクション アドバイザリーボードメンバーの林先生が、健康スペシャルセミナー「正しく知ろう!がん治療の最新情報」と題して、出張講座を行いましたので、以下概要を記します。

会場の長野市オリンピック記念アリーナ『エムウェーブ』に設けられた特設ステージは、定員の100人を上回る入りで、人々の関心の高さを感じ、健康LABブースではカウンセリングや、マンモグラフィ検診を受けられるなど、大盛況でした。

講演の様子
▲講演の様子

健康スペシャルセミナー「正しく知ろう!がん治療の最新情報」
講師;東京女子医科大学がんセンター長 化学療法・緩和ケア科 教授 林和彦先生

林和彦先生
わが国のがんの現況

今、がんの話題が世の中で盛り上がっていること、マスコミが芸能人のニュースを取上げることなどを挙げ、表題について講演を行いました。
がん罹患者のデータを資料で説明、がんとは、細胞がコピーを繰り返すうちに、コピーミスが重なって、それががん化して起こる病気ですが、例えばタバコには、有害物質が50~60種あり、これがコピーミスを起こしやすくする元凶との説明がありました。
日本人は少子高齢化が進んでいることが、がん発生数が多い背景であること、女性に関しては、子宮頸がんの罹患が20~30代であり、大きな社会問題であることが説明されました。

問われる生活習慣

生活習慣について、資料を用いて、禁煙、節酒、食生活、運動、適正体重、の5項目を維持することで、がんリスクを下げられることを説明しました。
この世にたばこが無ければ、2割から3割のがんは起きないと考えられること、受動喫煙により、肺がん死亡率が1.3倍になるデータがあり、喫煙は個人だけの問題ではないことなどが説明されました。

講演の様子
感染が原因となるがん

感染が原因となるがんについて、ピロリ菌、C型肝炎ウイルスはいずれも薬により除去可能で、胃がん、肝臓がんは撲滅されつつあることが説明されました。
子宮頸がんの原因である、ヒトパピローマウイルスは、ワクチンで退治可ですが、日本は接種が進んでおらず、わが国に残されたテーマであるとのことです。

がんの種類とその経過

資料を用いて、胃がん、大腸がん、肺がん、肝臓がん、乳がん、子宮がん、前立腺がん、血液がん(白血病など)についての現状説明が行われました。

がんの経過と検診

がん対策について、一次予防として、まず生活習慣対策により、4割から5割は防止できること、教育の場においては、子供の頃からがんを防ぐ生活習慣を身に付けさせ、喫煙防止教育も進めているとの説明がありました。
二次予防について、それでも半分はがんになるわけですが、1期発見なら、5年生存率90%以上であること、早期発見・早期治療により、十分対処可能であることが説明されました。
資料を用いて、国は肺がん、大腸がん、子宮頸がん、乳がん、胃がんの5つの検診を定めていることを紹介、諸外国で検診は常識ですが、林先生によると、日本人には自分の体を自分で守ろうとする意識が少し欠けていると感じるのだそうです。

講演の様子
がんの治療

治療法について、手術、放射線治療、抗がん剤の3つが代表ですが、放射線治療は、抗がん剤を合わせた治療で結果を出せるようになったこと、抗がん剤も進歩著しく、完治するケースが増えていることが説明されました。
がんは65%が完治する時代であり、もはや死の病ではないのです。

がん相談・がん情報

がん情報については、ネット情報の大半は嘘も多く、特に日本は規制ないため、注意を喚起していました。
治療法を決めるときに必要なこととして、以下紹介、説明がありました。
・インフォームドコンセント:患者の価値観、人生観、生き方を加味して説明する。
・セカンドオピニオン:かつては医者が嫌がったこともあったが、現在はそんなことはない、担当医が正しいとは限らない、合わない先生もいるかも知れない。
なお、現在のがん治療法に地域差はなく、標準化されています、東京と長野でも変わりないとのことです。
・がん情報サービス:国立がんセンターが提供する、がん情報サービスについて、誰でもがんに関すること全般について相談できることを説明しました。

緩和ケアと就労支援

人生の最後の時間について、患者の悩みは多岐に渡っていることが資料により説明されました。
就労支援について、がんと診断された勤務者の34%が迷惑をかけてはいけないと辞めてしまうことを挙げ、責任感のある人ほどその傾向が強く、こういう真面目な方たちを絶対辞めさせないで欲しいことを訴えました。

最後に

厚生労働省とがん対策推進企業アクション事務局は、治療と就業の両立支援として、短時間勤務、時差出勤、在宅勤務、など、労働者の相談に必死に応えて行こうとしていることを伝え、本日の講演を締めました。

講演の様子
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