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低い日本の検診受診率

 平成19年に実施された「国民生活基礎調査」によると、日本のがん検診受診率は、男性においては、胃がん、肺がん、大腸がん検診の受診率は3割程度であり、女性においては、乳がん、子宮がん検診を含めた5つのがん検診の受診率は2割台前半となっています。
 特に子宮がん、乳がんについては、検診受診率が低い状況にあります。

がん検診の受診率

がん検診の受診率
※胃がん、肺がん、乳がん、大腸がんは40歳以上、子宮がんは20歳以上を対象。
※健診等(健康診断、健康診査及び人間ドック)の中で受診したものも含む。
 がん検診の国際比較を見ても、日本の乳がん検診、子宮頸がん検診は、OECD(経済協力開発機構)加盟国30カ国の中で最低レベルに位置しています。欧米の検診受診率が70%以上であるのに対し、日本は20〜30%ととても受診率が低いのが現状です。例えば、米国では子宮頸がん検診の場合、83・5%の女性が検診を受診しているのに対して、日本では21・3%にとどまっています。特に、20歳代の女性で子宮頸がん検診を受診しているのは11%という極めて低い状況です。

がん検診の国際比較

● 20-69歳 女性の子宮頸がん検診受診割合(2006年)

がん検診の国際比較 20-69歳 女性の子宮頸がん検診受診割合(2006年)

● 50-69歳 女性のマンモグラフィー検診受診割合(2006年)

がん検診の国際比較 50-69歳 女性のマンモグラフィー検診受診割合(2006年)

子宮がん検診の受診率(20歳以上)

子宮がん検診の受診率(20歳以上)
※健診等(健康診断、健康診査及び人間ドック)の中で受診したものも含む。

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