がん対策推進企業アクション議⻑である
中川恵⼀医師が社会に広めた
“がん啓発名⾔集”
- ●2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなる
- まだ、そこまで言いきれる人がいない時期に、大胆に提案し、
がんの重要さを国民に啓発。予測が現実になると、
厚生労働省も含めこの言葉が一気に広がった。
※10数年を経て、2022年は「4人に1人ががんで死亡」となっている。
- ●がんを知る、それが最初のがん予防!
- がん予防は、どんな行動よりも、まずは、
「がんの怖さを正しく知る」ことが大事と強調。国民を安心させ、
やがて、これが子どもへのがん教育へと展開されていった。
- ●がんでも、やめない、やめさせない!
- がんになると、自分から仕事を辞める人や、
解雇される人がいることがわかった。このキャッチは、
自ら辞めないようにと、経営者には辞めさせるな、と迫る名言となった。
- ●がんはわずかな知識の有無で運命が変わる病気!
- がんからどう身を守るかも、決してがんへの深い知識が
なければならないのではなく、子どもでもわかる基本的な知識が
あればいいと訴え、がんを学ぶ意慾を持たせた。
<中川先生のプロフィール>
東京大学大学院医学系研究科 総合放射線腫瘍学講座 特任教授
厚生労働省がん検診のあり方に関する検討会構成員、がんの緩和ケアに係る
部会座長、文部科学省がん教育のあり方に関する検討会委員、など。